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【けいざい徒然草】「ブラック・レイン」の汚名返上なるか?福山主演のJ・ウー最新作で問われる大阪ロケの「おもてなし」度

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【けいざい徒然草】
「ブラック・レイン」の汚名返上なるか?福山主演のJ・ウー最新作で問われる大阪ロケの「おもてなし」度

ジョン・ウー監督の最新作に出演する福山雅治さん ジョン・ウー監督の最新作に出演する福山雅治さん

 チョウ・ユンファさん主演の「男たちの挽歌」やトム・クルーズさん主演の「ミッション:インポッシブル2」、三国志を基にした「レッドクリフ」などを手がけた世界的映画監督のジョン・ウー氏が6~9月に大阪などで撮影する新作「追捕 MANHUNT」(日本語タイトル未定)が、注目を集めている。高倉健さん主演作「君よ憤怒の河を渉(わた)れ」の原作の再映画化で、福山雅治さんが中国の俳優チャン・ハンユーさんとW主演するという話題性だけでなく、海外の大作映画が長らくロケ撮影を避けていた大阪の「おもてなし」度も問われているからだ。(栗川喜典)

約30年ぶりの大阪ロケ

 今年2月19日、ウー監督が大阪府庁に松井一郎知事と吉村洋文・大阪市長を表敬訪問し、「追捕」の大阪でのロケ撮影に協力を求めた。「おばちゃんがアメを配る大阪のフレンドリーさを映画に取り入れたい」と期待するウー監督に、松井知事も「全力でお手伝いしたい」と応じた。

 「追捕」は、高倉さん主演で昭和51年に映画化された西村寿行さん原作の再映画化。香港のメディアアジアが約2億元(約35億円)の制作費を投じ、6~9月に大阪や九州などで撮影予定のサスペンスアクション映画だ。「追補」の公式サイト(http://man-hunt.jp/index.html)に掲載されたあらすじによると、無実の殺人容疑をかけられた弁護士が警察から逃走しながら真相を探ろうとする物語。旧作で高倉さんが演じた検事(「追捕」では弁護士)をハンユーさんが、原田芳雄さんが演じた警部を福山さんが演じる。

 海外の大作映画が大阪でロケ撮影を行うのは約30年ぶり。なぜ、これほど長きに渡って機会がなかったのか。それには、平成元年に日本でも公開された米ハリウッド大作「ブラック・レイン」をめぐる騒動が影響している。 

「二度と来ない!」

 「ブラック・レイン」はマイケル・ダグラスさんら米ニューヨークの刑事が大阪府警の高倉健さんと協力し、松田優作さん演じる殺人犯のやくざを追跡するストーリー。「エイリアン」「ブレードランナー」などの映像美で知られるリドリー・スコット監督が大阪の道頓堀や十三(じゅうそう)の夜景などをふんだんに盛り込み、世界でヒットした。

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