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鴻海の真意は? シャープ太陽電池事業で黒字化目指す 8月に効率アップの新製品

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鴻海の真意は? シャープ太陽電池事業で黒字化目指す 8月に効率アップの新製品

発電効率を高めたシャープの住宅用太陽光パネル「ブラックソーラー」の新製品=大阪市内 発電効率を高めたシャープの住宅用太陽光パネル「ブラックソーラー」の新製品=大阪市内

 経営再建中のシャープは25日、住宅用太陽光パネルの新製品を8月に発売し、平成29年3月期に太陽光パネル事業の黒字化を目指す方針を明らかにした。一方、シャープを傘下に収める台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業は同事業を継続する方針を表明。シャープの経営不振に端を発した顧客離れを防ぎたい考えだ。

 新製品は発電効率19・6%で現行製品から0・5ポイント向上させた。小型の製品と組み合わせて屋根の形に応じて並べることで、従来比で5%設置面積を増やせるという。価格は15万8112円(出力256ワット)。

鴻海流で

 今後の展開について、シャープの桃井恒浩ソーラーシステム事業部長は「生産効率化や、原材料と部品調達で鴻海のグローバルな手法を活用する。今年度の黒字化を目指す」と述べた。

 ただ鴻海によるシャープ買収の交渉過程で、太陽光事業からの撤退も検討されていたことが明らかになっており、アフターサービスなどへの不安から顧客離れが進んでいる。購入が決まっている原材料の価格下落に対する引当金を計上したこともあり、太陽光事業は27年3月期に営業赤字626億円を計上、28年3月期も184億円の赤字だった。

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