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旧二条城跡に“第3の堀”跡が出土 信長恐れた将軍義昭が造成

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旧二条城跡に“第3の堀”跡が出土 信長恐れた将軍義昭が造成

 戦国時代末期に織田信長が室町幕府第15代将軍、足利義昭のために築いた旧二条城跡(京都市上京区)の内堀と外堀の間から新たな堀跡が出土し12日、民間調査団体「古代文化調査会」が発表した。内堀と外堀には石垣があるが、見つかった堀跡は石垣がない素掘り。義昭が後に対立した信長との対戦に備え、急きょ防御用に設けた“第3の堀”だったとみられる。

 堀跡は城の南部分で、内堀と外堀の想定地のほぼ中間地点。最大幅は7メートルで、2段底、堀の北沿いには柵とみられる柱列跡も出土した。素掘りの堀で、内堀や外堀より後の時代につくられたとみられる。

 著書「日本史」で知られるポルトガル人宣教師、ルイス・フロイスは、天正元(1573)年に、信長と関係が悪化した義昭が城の守りを強化させるため、堀をつくったとする記述を残しており、記録を裏付ける発掘となった。

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