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【熊本地震】通電火災0で死者1人のみ 阪神では火災原因の6割も啓発進み作業慎重で 時間・季節要因も

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【熊本地震】
通電火災0で死者1人のみ 阪神では火災原因の6割も啓発進み作業慎重で 時間・季節要因も

住宅密集地で倒壊した家々。通電による火災は起きなかった=4月16日午前7時13分、熊本県益城町 住宅密集地で倒壊した家々。通電による火災は起きなかった=4月16日午前7時13分、熊本県益城町

 熊本地震の停電の復旧作業の際に、破損した電化製品や電線に通電することなどが原因で発生する「通電火災」が0件だったことが10日、九州電力への取材で分かった。九州地方は台風や大雨に伴う水害が多く、以前から災害時にはブレーカーを落とすよう啓発を重ねていたことに加え、停電地域に一斉に通電したことで火災が多発した阪神大震災の教訓を生かし、慎重に通電作業を行ったことが功を奏したとみられる

 熊本地震が原因とみられる火災は4月14~20日に熊本市など3市5町で計16件発生。このうち通電火災は1件もなかった。死者も16日の本震後に八代市内で発生したアパート火災による1人のみで、3桁に上った東日本大震災や阪神大震災と比べ、最小限に抑えられた。

 阪神大震災では停電地域に一斉に電気を通したため、倒れた電気ストーブなどが火元となる火災が続発。原因が特定された建物火災の6割が通電火災だったという。

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