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伊勢神宮参拝は「皇国教育」?修学旅行生、元年比で5分の1以下に 抗議への配慮も

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伊勢神宮参拝は「皇国教育」?修学旅行生、元年比で5分の1以下に 抗議への配慮も

 修学旅行などの行き先として伊勢神宮(三重県伊勢市)を選ぶ学校が、平成元年の約22万人と比べ、昨年は5分の1以下の約4万1千人にとどまったことが分かった。かつては定番スポットとされたが、ニーズの多様化による行程の変化や宗教上の配慮などが背景にあるとみられる。一方、大阪市などでは神宮を訪れる小学校が微増する傾向も。教育関係者は「日本の歴史や伝統を学ぶためにも修学旅行のコースに入れるべきだ」と話している。

関心の高まりと裏腹に…

 平成27年の伊勢神宮の参拝客は計838万人。中でも外国人参拝者が9万7千人(前年比3万人増)に達するなど、伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)を前に、国外からの関心は高まりを見せている。

 ただ、子供たちに限ると事情は違うようだ。

 伊勢市によると、伊勢神宮を修学旅行などで訪れた児童・生徒数は、統計の残る元年は22万1379人だったが、その後数年間は年間で2万人単位の減少が続き、19年には2万8千人に落ち込んだ。20年以降は回復傾向にあり、ここ数年間は年間4万人前後で推移。27年は4万1567人だった。

 伊勢神宮の広報担当者は「参拝する修学旅行生が減少していることは把握しているが、明確な理由は分からない」。県観光政策課の担当者も「減少の原因は分析していない」と明かす。

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