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【熊本地震】避難所でノロウイルス流行の兆し 感染拡大に避難所の分散も 保健師ら懸命の衛生指導

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【熊本地震】
避難所でノロウイルス流行の兆し 感染拡大に避難所の分散も 保健師ら懸命の衛生指導

ノロ患者の発生した南阿蘇中学校の避難所には大阪赤十字病院のテントも設置され、職員が注意喚起を行っている=23日午後、熊本県南阿蘇村(彦野公太朗撮影) ノロ患者の発生した南阿蘇中学校の避難所には大阪赤十字病院のテントも設置され、職員が注意喚起を行っている=23日午後、熊本県南阿蘇村(彦野公太朗撮影)

 熊本地震の被災者が身を寄せている各地の避難所で、ノロウイルスによる感染症が流行の兆しをみせている。熊本県南阿蘇村で最大の避難所の村立南阿蘇中学校では23日までに25人がノロウイルスが原因とみられる症状を訴えており、村は避難所の分散も実施。「被災者をこれ以上苦しめられない」。感染拡大に歯止めをかけようと、各避難所では保健師らが懸命の衛生指導に取り組んでいる。

 「消毒の徹底を心がけ、感染の拡大を防いでほしい」。23日午後、ノロウイルス感染を疑われる多数の患者が出た南阿蘇中で、保健師が避難所のスタッフにトイレの清掃などの手順を伝えていた。トイレの入り口には「トイレの後、食事の前の手洗いをお願いします」と書かれたポスターも掲示。22日までは断続的に断水が続いていたため、バケツにためた水を手洗いに使っており、バケツに手を入れて洗う人もいたという。

 南阿蘇中では、すでに幼児から高齢者までの男女25人がノロウイルスによるとみられる症状を訴えており、うち14人は病院に搬送され、1人は感染が確定した。同校は500人近くが生活する村内最大の避難所。多数を収容できることから別の避難所から移ってきた住民もいるが、村の災害対策本部は感染拡大を防止するため、避難者の一部を別の避難所に移す。

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