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【おやじが行く】生命の源・海の“七色の味” 珍しい貝料理専門店「おふくろ貝介」

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【おやじが行く】
生命の源・海の“七色の味” 珍しい貝料理専門店「おふくろ貝介」

 子供のころ、旅行先の静岡・伊豆で、とれたばかりの貝を地元の漁師さんがその場で料理してくれたのを食べたことがある。どんな貝だったのかは覚えていない。ただ、磯で火をおこしたこと、そして、しょうゆを少したらしただけなのに、「すごくうまかった」という記憶だけは残っている。

 時を経て今、貝料理は普通に食べているが、それだけということはなく、むしろ魚料理などの脇役という感じで、“なんとなく”食べてきたような気がする。それが、今回の取材で、子供のころのあの感動がよみがえった。

 大阪・西天満にある「おふくろ貝介」は、珍しい貝料理専門店。14年前に初代からこの店を引き継いだ店主の喜多村英樹さん(47)は「魚は値段が安定しない上、魚も出すとなると肝心な貝が余ってしまうこともあり、経営が難しいんです。おいしい貝を食べていただくには欲張ってはあかんのです」と貝に絞っている理由を話す。

 貝は鳥取・境港、三重・伊勢、愛媛・宇和島など全国の漁港や個人の漁師から取り寄せる。冷凍ものは使わず、いいものを必要なだけ仕入れるため、毎日こまめに連絡を取り合っている。常時約20種を用意しているという。

 「貝は火を通した方が、味がよくなる」と聞いて、「貝賊焼き物盛り合わせ7種」(2580円)を注文。大アサリ、帆立(ほたて)貝、サザエ、牡蠣(かき)、マテ貝、桧扇貝、白貝の7種を、一つ、また一つとガスグリルで時間をかけて網焼きし、日本酒などを飲みながらゆっくりと味わうのが、この店の常連客らの流儀だそう。

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