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【動画】東大寺の東塔跡で「七重塔示す」瓦が大量出土

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東大寺の東塔跡で「七重塔示す」瓦が大量出土

七重塔を意味する「七」の文字が刻まれた鎌倉時代の瓦=22日午後、奈良市 七重塔を意味する「七」の文字が刻まれた鎌倉時代の瓦=22日午後、奈良市

 奈良時代に創建され、高さ70~100メートルの七重塔だったとされる東大寺(奈良市)の東塔跡から、「七」の文字が刻まれた鎌倉時代の瓦がまとまって出土し22日、同寺と奈良文化財研究所、奈良県立橿原考古学研究所が発表した。「七」は七重塔を意味するといい、鎌倉時代の東塔再建に使われたとみられる。

 瓦は昨年度の調査で出土した鎌倉時代の基壇周辺から計30点以上出土。「七」が中央に入った直径約15センチの軒丸瓦と、左右反転した軒平瓦の2種類があった。過去にも同様の瓦は見つかっていたが、どの建物に使われたかは分かっておらず、今回基壇周辺でまとまって出土したことで、東塔に使われたと分かった。

 東大寺は創建当初、大仏殿を挟んで東西に塔が並んでいたが、東塔は平安時代に平家の南都焼き討ちで焼失。鎌倉時代に再建されたが落雷で焼失し、基壇跡だけが残っている。

 東塔再建に関わった僧・栄西は、京都・法勝(ほっしょう)寺九重塔の再建も担っており、この塔跡からも「九」が刻まれた瓦が出土。「七」の瓦も栄西のときにつくられた可能性があるという。

 瓦などは29日~5月13日、東大寺ミュージアム(奈良市)で公開される。

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