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【関西の議論】「イルカ・クジラ漁」標的にサイバー攻撃、アノニマスが“宣戦布告”…陰湿な嫌がらせ新段階へ

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【関西の議論】
「イルカ・クジラ漁」標的にサイバー攻撃、アノニマスが“宣戦布告”…陰湿な嫌がらせ新段階へ

黒の上着と仮面をつけた「アノニマス」を名乗る集団 黒の上着と仮面をつけた「アノニマス」を名乗る集団

 小型クジラやイルカの追い込み漁で知られる和歌山県内の自治体や施設に対し、海外からサイバー攻撃や不正アクセスが相次いでいる。イルカ漁を批判してきた国際ハッカー集団「アノニマス」の犯行とみられ、大半はアクセス数を集中させ、ホームページ(HP)を閲覧できないようにする手口。イルカ漁の地元・太地町役場では昨年、サイバー攻撃が約30件に上った。こうした事態を受け、県は市町村と共同でセキュリティー強化に乗り出したが、拡大するイルカ・クジラ漁への陰湿な嫌がらせにどう対抗していくかが問われている。

連日の攻撃

 3月中旬、太地町の「町立くじらの博物館」。施設の催しやクジラ、イルカの生態を紹介するHPが明け方から全く閲覧できなくなった。「最近はずっとこんな調子だ」。同博物館の担当者はこう嘆く。

 外部から大量のデータを送りつけて負荷をかけ、サーバーをダウンさせる「DDos(ディードス)攻撃」とみられ、被害は午前4~8時の明け方に集中していた。博物館へのサイバー攻撃は以前から続いているが、同月は15日以降はほぼ毎日、HPが閲覧できなくなったという。

 この時期は、反イルカ漁団体に所属するオーストラリア人女性が博物館への入館を拒まれたとの理由で町を相手取って起こした裁判の判決と重なる。判決の前後を狙ったアノニマスの“示威攻撃”だったのかは定かではないが、担当者は、「今のところHPの改竄(かいざん)など深刻な被害はないが、今後エスカレートしていくのが怖い」と打ち明けた。

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