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【熊本震度7】余震続く中、倒壊家屋すき間から赤ちゃん救出 明暗分かれた未明の救出劇

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【熊本震度7】
余震続く中、倒壊家屋すき間から赤ちゃん救出 明暗分かれた未明の救出劇

崩れ落ちた住宅から救出される生後8カ月の乳児=15日午前3時46分、熊本県益城町(熊本県警提供) 崩れ落ちた住宅から救出される生後8カ月の乳児=15日午前3時46分、熊本県益城町(熊本県警提供)

 「何とか助かってほしい」。体を突き上げる余震が続く中、夜通しで救出作業は続いた。震度7を記録した14日夜の地震で最も被害の大きかった熊本県益城町。約6時間半後、崩れ落ちた住宅の隙間からほぼ無傷の乳児が見つかり歓声が湧く一方、息絶えた家族の姿に泣き叫ぶ人もおり、未明の救出劇は明暗が分かれた。

 救出された生後8カ月の乳児は地震発生時、1階寝室にいた。母親が寝かしつけた直後、地震で2階は崩れ落ち、1階はつぶれた状態に。消防隊員や警官ら50人以上が現場に駆け付けた。「子どもの声が聞こえたぞ」。閉じ込められた場所に近いとにらんだポイントに穴を開け、内部に入ろうと試みるが、何度も余震が襲う。いったん住宅から離れ、手順を検討し直すなど作業は困難を極めたが、15日午前4時前、隙間から乳児を見つけた。「ワーッ」と湧き起こる歓声。隊員らは安堵の表情を見せた。

 高齢男女の救出も難航。大きな揺れを感じると「作業中断」の声が飛び交う。男性が先に救出され、「もうすぐですからね」と消防隊員が女性を励ます。午前3時25分ごろ女性も助け出され、親族は「皆さんのおかげです」と涙ぐんだ。

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