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【編集日誌】18歳に聞かせたい言葉

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【編集日誌】
18歳に聞かせたい言葉

 政治家は井戸塀しか残らないと理想を語れば笑われそうな昨今だが、公のため私財を投じる覚悟と献身は人の心を動かすだろう。装う清貧ではなく。

 パナマ文書はタックスヘイブン(租税回避地)利用者に一国の首脳や親族が名を連ねていたことを明らかにした。この背信を世界は許さない。波紋が広がる中、南米の小国ウルグアイから前大統領のホセ・ムヒカさんが来日した。

 本の惹句に従えば「世界一貧しい」、いや心貧しいのは蓄財の亡者たち。ムヒカさんはやさしい言葉で幸せを問い、「お金に魂を売らないで」と経済優先の社会を厳しく批判する。

 言葉が響く80歳だ。でも理想と現実は…と返したいところだが理想を語らねば、とも思う。選挙目前の18歳のためにも。(編集委員 荻原靖史)

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