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【おやじが行く】噛むことすら忘れ、とろけていく脂を堪能 「まぐろや 黒銀」

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【おやじが行く】
噛むことすら忘れ、とろけていく脂を堪能 「まぐろや 黒銀」

おやじが行く「まぐろや黒銀」 おやじが行く「まぐろや黒銀」

 前回、鯖(さば)すしをやって、似たような路線で恐縮だが、今回はまぐろ丼である。

 大阪・ミナミの黒門市場。近年、中国人観光客らがどっと訪れるようになったため、足が遠ざかっていたのだが、やはり天下の台所を支える市場、いい食材がそろっている。魚介類や焼いた肉などを立ち食いしている観光客をかきわけ、まぐろ専門店「まぐろや黒銀」へ。

 まぐろのカマ(頭)がでんと鎮座した店頭には、ゴロゴロッと音が聞こえてきそうな大きな切り身が並んでいる。小売りだけでなくカウンター席もあり、“解体ショー”を見ながら極上のまぐろを味わえるのがうれしい。

 「うちは本まぐろしか扱っていません。250キロほどのまぐろを1本まるまるつぶします」と店長の加藤隆さん(49)。

 お薦めの「本まぐろ三色丼」(2千円)を注文。大トロ、中トロ、赤身、そしてネギトロも載っているぜいたくな一品で、まぐろのいろいろな味を堪能できる。同じ量のまぐろをすし屋で食べたら2千円ではとても済まないだろう。

 貧乏性なのでいきなり大トロ、という勇気はなく、赤身から食べていく。まぐろに合うという甘口のしょうゆを少しつけ、わさびを載せ、そして大きな切り身で覆い尽くされて見えないすし飯をかきだして少量。大海を回遊するまぐろのたくましさを感じる味だ。

 中トロはその野性味に加え、ほどよく脂が乗って、これまたぜいたく極まりない…って、こんなところで感動してどうする。

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