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【世界を読む】背後から射殺も後ろ手緊縛も「自殺」に…消えた女性は4千人に拡大、カナダ先住民めぐる“闇”深まる

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背後から射殺も後ろ手緊縛も「自殺」に…消えた女性は4千人に拡大、カナダ先住民めぐる“闇”深まる

カナダのキャロリン・ベネット先住民・北方相。殺されたり、行方不明になった先住民女性がこれまでの報告を大きく上回り、数千人規模になる可能性を指摘した(ロイター) カナダのキャロリン・ベネット先住民・北方相。殺されたり、行方不明になった先住民女性がこれまでの報告を大きく上回り、数千人規模になる可能性を指摘した(ロイター)

 カナダで1200人もの先住民女性が殺害されたり、行方不明になっているとされた事件で、新たな展開があった。被害女性1200人という数字自体が事件の異常性を物語るが、その規模がさらに拡大し、被害女性が4000人に達する可能性があることが判明したのだ。事件の陰には、警察当局のずさんな捜査があったとも指摘されている。ジャスティン・トルドー首相は就任直後の昨年12月、一連の事件について全国調査を開始すると発表したが、先住民女性をめぐる“カナダの闇”は一層深まっており、今春始まるとされる本格捜査に注目が集まっている。

拡大する「悲劇」

 AFP通信によると、トルドー内閣の女性閣僚のひとり、キャロリン・ベネット先住民・北方相は2月16日、殺人事件に巻き込まれた疑いを家族らが訴えていたにもかかわらず、適切な捜査がなされずに「自殺」や「事故死」、さらには「自然死」として処理された先住民女性の数が数千人規模にふくらむ可能性について言及した。

 ベネット氏は「悲劇はさらに拡大している」と語っており、カナダの女性人権団体は、その数を4000人にも達する見込みだと発表している。

 また、警察による事件処理のずさんさも指摘しているベネット氏は、その実例として「後頭部を撃たれて死亡」した女性や、「両手を後ろ手に縛られた状態で死亡」していた女性のケースが、「自殺」と判断され、事件化されていなかったことも明らかにした。

埋もれていた「数字」

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