産経WEST

甲子園沸かせたPL野球部、消滅の足音…創部60年に休部へ 相次いだ不祥事「事実上の廃部」OB危機感

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


甲子園沸かせたPL野球部、消滅の足音…創部60年に休部へ 相次いだ不祥事「事実上の廃部」OB危機感

 20日から選抜高校野球大会が始まるが、甲子園で春夏合わせて優勝7度を誇るPL学園高校(大阪府富田林市)の硬式野球部が、今夏の大会後に休部する。暴力事件など相次ぐ不祥事を受けて平成27年春に新入部員の募集を停止して以来、募集再開の予定はなく、OBの間では、事実上の廃部につながるとの危機感が募る。甲子園を何度も沸かせた強豪が、創部60年の節目に高校野球界から姿を消す可能性が高まっている。

根性論だけでは…

「『甲子園に出たい』との一心で耐えたあの3年間があったからこそ、どんなしんどさも耐えてこられた」。そう語るのは、セカンドとして選抜に出場した経験もある大阪府議の鈴木憲さん(47)だ。

 一方、暴力事件など不祥事が相次いだ背景については「指導者たちが『根性論だけでは野球はうまくならない』という現代に見合った方向に修正できなかった」と分析する。

 「私の原点はPLでの3年間にあるだけに残念」と振り返るのは、履正社医療スポーツ専門学校野球コースGM兼監督の森岡正晃さん(53)。選手として甲子園の土を踏むことはできなかったが、「つらくて泣くこともあったが修業と考えていた。今でも先輩や後輩と(深い)関係があるのは、PLに尊敬できる部分があるからです」と強調する。

 相次ぐ不祥事を受け、部の改革に取り組んだ元野球部長で富田林市議の西川宏郎(こうろう)さん(72)は、休部の背景に同校を運営するパーフェクトリバティー(PL)教団教主の強い意向があると考える。「『生徒を指導できないなら野球部をやめなさい』と大なたを振るわれたというのが、私や周囲のとらえ方です」

桑田や清原…全国スカウト、有力な中学生を入学、専用寮で鍛え「逆転のPL」

関連ニュース

【関西の議論】名門が消えた日…PL学園狂想曲「最後の試合」に2800人、報道陣も殺到した異例だらけの一日

「産経WEST」のランキング