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【広島中3自殺】「自分の思いが言えない生徒がいるとは」…学校側、初歩的「4つのミス」招いた〝人災〟 公表1週間

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【広島中3自殺】
「自分の思いが言えない生徒がいるとは」…学校側、初歩的「4つのミス」招いた〝人災〟 公表1週間

男子生徒が自殺した問題で記者会見し、謝罪する府中町教育委員会の高杉良知教育長(左)と坂元弘・中学校長=3月8日、広島県府中町 男子生徒が自殺した問題で記者会見し、謝罪する府中町教育委員会の高杉良知教育長(左)と坂元弘・中学校長=3月8日、広島県府中町

 広島県府中町の中学3年の男子生徒=当時(15)=が昨年12月、誤った万引記録による進路指導を受けた後に自殺した問題は、公表から14日で1週間。学校側の初歩的な「4つのミス」が、引き金になった「人災」の可能性が高くなっている。事実を誤認した指導で進路志望先の変更を余儀なくされた生徒は、悩みをどこにも打ち明けられないまま命を絶った。学校側は「自分の思いが言えない生徒がいるとは考えていなかった」と釈明したが、生徒の思いにあまりに配慮にかける構図ができあがっていた。

誤入力放置

 自殺問題の調査報告書によると、一連の事案の発端となった誤った万引記録は「後に、推薦基準を確認する根拠資料として使われるとは誰も考えていなかった」というデータだった。

 平成25年10月に実際に起きた万引について、対応した教諭から口頭で報告を受けた生徒指導部の担当教諭が作成した。

 その際、誤って自殺した生徒の名を入力したのが最初のミスとなった。ただ、自殺後の調査でも、教諭の聞き間違いなのか、単なる入力ミスなのかさえ分かっていない。

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