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【世界からみるWEST】「卍」はナチス想起?日本の地図記号変更の是非…“アホな外国人”批判に英メディア関心

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「卍」はナチス想起?日本の地図記号変更の是非…“アホな外国人”批判に英メディア関心

東京の寺院にみられる「卍」の印。ナチズムを想起させるとして、国土地理院は外国人向けの地図のために「三重の塔」の図案を提案した(AP) 東京の寺院にみられる「卍」の印。ナチズムを想起させるとして、国土地理院は外国人向けの地図のために「三重の塔」の図案を提案した(AP)

 訪日外国人向けの地図に使える記号として、国土地理院が、ナチスのカギ十字を想起させる寺院記号「卍(まんじ)」のかわりに「三重の塔」を提案したことについて、日本国内で批判が出ているなどと欧米メディアが取り上げている。現在、「卍」とカギ十字とでは左回りと右回りの違いや、カギ十字が通常45度回転しているという違いがある。英BBCは「無知な外国人のために変更することに強く反対する」といった日本のツイッターの書き込みも引用した。

英紙「カギ十字外す」

 国土地理院は2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、外国人向けガイドブックなどで使える地図記号のデザインを検討。必要度が高い18種類の図案を1月に公表した。病院や交番なども従来の形と違うデザインを採用したが、欧米メディアは「卍」をやめた寺院の記号に着目した。

 英紙ガーディアンは「日本、ツーリスト用地図からカギ十字外す」とのタイトルで、日本の地図で寺院を示すために使われてきた「卍」ではなく、外国人向けに「三重の塔」をデザイン化したと報じた。「卍」とカギ十字を同一のものと混同したかのようだ。

 同紙は、国土地理院は旅行者や交換留学生、大使館関係者ら92カ国、1000人以上にアンケートを行うなどした上で、ここでも「カギ十字」と表現し、採用をやめたと説明。「古代サンスクリット文字を起源に仏教との極めて長い関係性もあるが、多くの旅行者がナチスと関連づけて考えていることがわかったためだ」としている。

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