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大阪市営地下鉄の運転士、「ひげ禁止は違憲」と提訴 橋下前市長の「身だしなみ基準」を問う

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大阪市営地下鉄の運転士、「ひげ禁止は違憲」と提訴 橋下前市長の「身だしなみ基準」を問う

提訴後に記者会見する大阪市営地下鉄の男性運転士=9日午後、大阪市 提訴後に記者会見する大阪市営地下鉄の男性運転士=9日午後、大阪市

 大阪市交通局が内規でひげを生やすことを一律に禁じ、従わなかった職員にマイナスの人事評価を下したのは、個人の自由を侵害し違憲だとして、市営地下鉄の50代の男性運転士2人が9日、市に評価の是正と慰謝料200万円を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 訴状によると、市交通局は平成24年10月、当時の橋下徹市長が服務規律を強化したことを受けて、職員の「身だしなみ基準」を制定し、整えられたものも含め一切のひげを禁止。ひげを生やしていた原告らは25、26年度の人事評価で5段階のうち最低、もしくは下から2番目の評価を受け、賞与も減額されたとしている。

 運転士の1人は提訴後に会見し「ひげはほぼ毎日整えており、身だしなみが悪いとは考えていない。乗客と接する場面もあまりなく、クレームもない。正しいと思っていることを貫きたい」と話した。

 市交通局は「まだ訴状が届いていないので、届き次第、内容を確認し対応したい」とコメントした。

 市交通局のひげ禁止をめぐっては、運転士の申し立てを受けた大阪弁護士会が1月、人権侵害に当たるとして廃止を勧告した。

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