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【ビジネスの裏側】ラストエンペラーの弟、溥傑の書体がフォントで復活…商品名に「数奇な運命」しのぶ

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【ビジネスの裏側】
ラストエンペラーの弟、溥傑の書体がフォントで復活…商品名に「数奇な運命」しのぶ

溥傑の毛筆作品(出典:「愛新覚羅溥傑・浩 書画集」福永?生主編 中央公論事業出版 2014年4月) 溥傑の毛筆作品(出典:「愛新覚羅溥傑・浩 書画集」福永?生主編 中央公論事業出版 2014年4月)

 清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の実弟、溥傑の毛筆が今春にも、書体デザイン(フォント)「相依為命体(そうい・いめいたい)」としてよみがえる。溥傑は流れるような書体が特徴の書家として知られ、文字の独特の美しさに惚れ込んだ大阪市のシステム会社などが書家、香蘭さんと共同開発した。CD-ROMなどを購入してパソコンにインストールすると、溥傑の毛筆で手紙などを書くことができる。数奇な運命をたどったラストエンペラーの弟の筆跡の復活も、ドラマチックな偶然の出会いがきっかけだった。(中山玲子)

 「この美しい字をずっとフォントにしたいと思っていた。実現できるのは本当にうれしい」

 大阪市東淀川区のシステム会社スキルインフォメーションズのコンテンツ事業部の片岡正部長は、感慨深げだ。

 片岡部長が初めて溥傑の書を目にしたのは約10年前だ。その流転の人生をドキュメントタッチで描いたテレビ番組を偶然見たのがきっかけだった。「番組で紹介された溥傑さんの書をひと目みたときから魅了された」(片岡部長)という。

 手書き文字をフォントにするビジネスは、スキル社が平成19年にスタート。片岡部長が米国を仕事で訪れた際、アルファベットの手書き文字のフォントの存在を知り、日本語版を手掛けたのが始まりだ。CDーROMなどで発売し、インストールすると、パソコンで文書を溥傑の毛筆書体で書くことができる。ワープロ文字でなく、肉筆の印象が温かみを感じさせるとして、あいさつ状などの文書で利用するケースが多いという。

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