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奈良・明日香村 牽牛子塚古墳で強固な墳丘の基礎「版築層」確認

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奈良・明日香村 牽牛子塚古墳で強固な墳丘の基礎「版築層」確認

牽牛子塚古墳で見つかった版築層。突き固めた土層がわかる。調査員の後方のシート部分が墳丘=平成27年9月、奈良県明日香村(柿平博文撮影) 牽牛子塚古墳で見つかった版築層。突き固めた土層がわかる。調査員の後方のシート部分が墳丘=平成27年9月、奈良県明日香村(柿平博文撮影)

 斉明天皇と娘の間人(はしひと)皇女の墓とされる奈良県明日香村の八角墳・牽牛子塚(けんごしづか)古墳(7世紀)で、強固な墳丘の基礎としてつくられた大規模な版築(はんちく)層が確認され、同村教委が13日、発表した。村教委は「飛鳥時代の八角墳(天皇陵)の築造過程を知る重要な資料」としている。

 版築層は、墳丘の北東側斜面で出土。2種類の土を交互に突き固めて作った厚さ5~10センチの層が幾重も重ねられており、高さ約4メートル、幅約1・4メートルだった。

 牽牛子塚古墳は山の尾根に築造され、高さ約4・5メートル。墳形が天皇陵を示す八角形で、全面に凝灰岩の板石を貼って装飾されていた。墳丘の周囲では板石を八角形状に、その外側にも石敷きが施されており、今回北東側でも新たに石敷きが見つかった。

 村教委は「墳丘の北東側はもともと斜面で、凝灰岩を使った墳丘本体の重い荷重に耐えるためには強い基礎が必要だったので、大規模な版築が施されたのだろう」としている。

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