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【衝撃事件の核心】史上最大の金塊密輸、香港・韓国ルート急増…消費税アップで〝うまみ〟 捜査当局は厳戒態勢

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【衝撃事件の核心】
史上最大の金塊密輸、香港・韓国ルート急増…消費税アップで〝うまみ〟 捜査当局は厳戒態勢

密輸の「運び役」が香港から国内に持ち込もうとした130キロの金の延べ板。金銭に換算すると計6億400万円相当になる。航空荷物を利用した密輸としては過去最大の規模となった=関西空港税関支署 密輸の「運び役」が香港から国内に持ち込もうとした130キロの金の延べ板。金銭に換算すると計6億400万円相当になる。航空荷物を利用した密輸としては過去最大の規模となった=関西空港税関支署

 まばゆい輝きで、昔も今も人々を魅了し続ける金。景気動向に左右されにくく不景気時に価値が高まる実物資産とあって、近年は需要が高まっている。ただ、その状況に付け入るように金の密輸が急増。1月には計130キロの金塊を香港から関西国際空港に持ち込み密輸しようとしたとして、外国人を含む男女計10人が大阪府警に逮捕された。金を輸入する際にかかる消費税の支払いを免れ、利ざやを稼ぐのが目的だったとみられる。5%から8%への消費増税に伴い密輸の〝うまみ〟は増しており、平成29年4月に消費税が予定通り10%に引き上げられれば、さらに活発化することも予想される。捜査当局は水際対策を強化している。

「化粧品にしては重そう」

 平成27年2月14日夜。関空に到着した香港発キャセイパシフィック航空502便から、30~40代の男女4人が降り立った。傍目には、旅行から帰国した2組のカップルだが、実は密輸の「運び役」だった。

 4人は足早に、空港内にある預け入れ手荷物の受け取り所に向かった。ベルトコンベアーに乗って次々と荷物が運ばれてくるなか、預けていたのはキャリーバッグではなく、計12箱の段ボール箱。ベルトコンベアーのすぐそばにカートを寄せると、男2人が箱を積み込み始めた。

 香港を出国する際、4人は段ボール箱の中身を「化粧品」と申告していた。ただ、2人がかりで箱を持ち上げる額にはうっすらと汗が浮かび、顔は真っ赤に。「化粧品にしてはやけに重そうだな…」。不審に思った税関職員が呼び止め、中身の確認を求めた。

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