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医療改善要求に「権利ない」 大阪入管収容者40人がハンスト

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医療改善要求に「権利ない」 大阪入管収容者40人がハンスト

 外国人収容者がハンガーストライキを始めたことが分かった、大阪入国管理局=5日、大阪市  外国人収容者がハンガーストライキを始めたことが分かった、大阪入国管理局=5日、大阪市

 大阪入国管理局(大阪市)の外国人収容者約40人が10日、医療や食事の改善を要求した際、男性職員に「(改善を)要求する権利はない」と言われたとして、この発言や明確な回答がないことに抗議するハンガーストライキを始めた。支援団体が明らかにした。

 大阪入管は取材に対し、10日夜までに明確な回答をしていない。

 複数の支援団体によると、収容者25人が1月6日に、別ブロックの収容者28人が同22日に、医師の診察や食事内容、食べ物の差し入れ制限、収容の長期化などを改善するよう文書で申し入れた。

 同19日に収容者の代表としてガーナ人とイラン人の男性が入管側と話し合った際、職員が「あなたたちには退去強制令書が出ている。(改善を)要求する権利はない」などと発言したとされる。

 申し入れ書では、脳梗塞や高血圧症で救急搬送された経験がある複数の収容者について、医師の診察を十分受けられていないと訴えている。

 大阪入管には約80人が収容されており、強制退去の対象者に出される「退去強制令書」を不服として、行政訴訟や難民申請中の外国人らが多い。

 支援団体「仮放免者の会」の永井伸和さん(41)は「大阪入管の待遇の悪さは他施設と比べ際立っている。軽い症状と重篤な人を見極める初診も十分に受けさせないのは問題だ」と指摘する。

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