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和歌山県、捕鯨文化を日本遺産に申請 追い込み漁は盛り込まず

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和歌山県、捕鯨文化を日本遺産に申請 追い込み漁は盛り込まず

 和歌山県は10日、同県に伝わる捕鯨文化を、特色ある文化財を認定する文化庁の「日本遺産」に申請したことを明らかにした。仁坂吉伸知事は太地町のイルカ追い込み漁も対象とすることに意欲を示していたが、「申請テーマからそれる」として盛り込まれなかった。

 県観光振興課によると、400年前に始まったとされる古式捕鯨が文化として発展し継承されていった経緯を、地元に伝わる祭りなどの有形無形の文化財とともに紹介する内容。同課は「捕鯨が信仰や生活様式と結びついた文化として発展してきたという正しい認識を国内外に示したい」としている。

 文化庁によると、日本遺産は、歴史的建造物や伝統芸能といった有形、無形の文化財に加え、伝統や風土に根差した「ストーリー」が認定対象となる。エンジン付きのボートを使う追い込み漁は比較的新しいこともあり、県観光振興課は、明記しなかった理由を「申請するストーリーとは趣旨が異なる」と説明した。

 日本遺産は観光振興などの地域活性化に役立てる目的で昨年制度が始まり、24府県の18件が認定された。今年は約100件の申請が見込まれ、4月中に約20件が選ばれる。

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