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広がるグルメサイトに“功罪” 店探し参考も実情と異なる投稿に苦慮する店 「自分の舌より安心」「食文化の低下招く」

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広がるグルメサイトに“功罪” 店探し参考も実情と異なる投稿に苦慮する店 「自分の舌より安心」「食文化の低下招く」

「ルポンドシエル」の小楠修調理部長は「口コミを意見として受け止めている」という 「ルポンドシエル」の小楠修調理部長は「口コミを意見として受け止めている」という

 外食するなら少しでも満足度の高い店へ行きたいという消費者の心理からインターネット上には数々のグルメサイトが登場している。ただ、同じ店でもサイトによって評価が分かれたり、実情と異なる口コミを投稿される店も散見され、実際にトラブルにまで発展したケースもあるという。「自分の味覚よりも安心できる」「食文化の低下を招く」。サイトの“功罪”に意見が飛び交う。(木ノ下めぐみ)

満足度求めて

 堺市の女性会社員(32)は、接待で利用する店を選ぶ際には、グルメサイトの閲覧が欠かせないという。知人から評判を聞いて店選びをしたこともあったが、味覚は人それぞれで“ハズレ”だったこともある。女性は「自分の味覚よりも複数の口コミを参考にする方が安心できる」と訴える。

 店を訪れた人が料理の味や金額面などの感想と、5点満点で評価を投稿できるグルメサイトは、メニューや営業時間といった情報だけではなく、客の賛否両論の意見が読めるとあって利用者は増え続けている。

やらせの発覚

 ただ、トラブルや問題になったケースもある。

 平成24年には、飲食店に好意的な口コミを請け負う業者が意図的に5段階評価の点数をあげる「やらせ」も横行していた問題が発覚。一方で、「料理が出てくるのが遅い」などといった内容を真偽を問わずに投稿されたことを問題視し、削除を求めサイト運営会社を提訴するケースもあった。

 この大手運営会社は「運営方法などの詳細については取材に応じられない」とするが、やらせの発覚を受け、1つの端末から大量に書き込みができない仕組みを導入するなどの改善を図っているとされる。

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