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【インサイド滋賀】「子供食堂」各地で広がる…みんなで食事、子供たちの居場所に

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【インサイド滋賀】
「子供食堂」各地で広がる…みんなで食事、子供たちの居場所に

守山市守山の喫茶かりんで月2回開かれている子ども食堂 守山市守山の喫茶かりんで月2回開かれている子ども食堂

 あるときは喫茶店が、あるときは老人ホームの一室が、子供たちの食卓の場に姿を変える。一人親世帯や両親の仕事が忙しいなどで、夕食が不規則になりがちな子供たちに共同で食事をする機会を提供しようと、滋賀県社会福祉協議会「滋賀の縁(えにし)創造実践センター」が県内各地で始めた「遊べる学べる淡海子ども食堂」。無料や低価格での提供が基本で、参加した子供と大人たちが一緒に調理する場合もあるなど、地域全体で子供を支える仕組みができつつある。(北野裕子)

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 「きれいにゆで卵がむけたよ」「野菜の泥はしっかり落としてね」

 大津市平野の平野市民センターで、毎月1回開かれる子供食堂。調理場で、おそろいのエプロンをつけた子供たちの笑顔が弾ける。

 この日の献立はシチューに空揚げ、サラダ。平野学区母子福祉のぞみ会が中心となって運営し、地域の大人たちも参加する。包丁で食材を切るときは大人が手を添え、一緒に盛りつけるなど和(わ)気(き)藹(あい)々(あい)と料理が進む。

 「地域への恩返し。子供の居場所を作りたかった」。梶村康子会長(73)は話す。梶村会長自身も1人で子供2人を育てあげた。一人親世帯の事情をくんだサポートを心がけている。

 子供食堂では、料理への参加、学校の宿題など、食事までの間、子供たちは思い思いの時間を過ごす。家で1人でなく、みんなで過ごす時間をつくることも目的だからだ。

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