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【桜島噴火】「火山活動が活発になるのではないか…」住民ら、不安と冷静さ

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【桜島噴火】
「火山活動が活発になるのではないか…」住民ら、不安と冷静さ

爆発的な噴火で真っ赤な噴石などが飛び散る鹿児島市の桜島。火山雷(左上)も観測された=5日午後6時57分、鹿児島県垂水市牛根麓から(15秒間露光) 爆発的な噴火で真っ赤な噴石などが飛び散る鹿児島市の桜島。火山雷(左上)も観測された=5日午後6時57分、鹿児島県垂水市牛根麓から(15秒間露光)

 「火山活動が活発になるのではないか」「いつもと同じ規模だ」。鹿児島市の桜島が噴火した5日夜、現地では大規模噴火を心配する人がいる一方、冷静に受け止める住民も。島内の宿泊施設では、観光への影響を不安視する声も聞かれた。

 桜島北西部に住むパート従業員、野口洋子さん(75)は「噴火の報道をテレビで見て外に飛び出したが、何も見えないし、音も聞こえない。情報を集めて対応を検討したい」と話した。昨年の噴火で避難した経験がある桜島東部の坂元通さん(56)は、自宅で爆発音を聞いた。「いつものことなので怖さはないが、これから活動が活発になって大きな噴火がくるか、今回のような規模の噴火で収まるのかは気になる」と声を落とした。

 昭和火口の東側約4キロの畜産農家川原信也さん(61)は、自宅にいて軽い風圧を感じ、外を見たところ、火柱が上がっていたという。「いつもの噴火と同じくらいの規模だから大丈夫。最近は全然噴火しなくて心配していたので、かえってほっとした」と語った。

 昭和火口の南側にある「桜島シーサイドホテル」を経営する岩元幸治さん(43)は「ドンという音がしたが、特別に大きな噴火とは感じなかった。気付かない宿泊客もいたほど。今後の観光に影響が出なければいいが」と不安を口にした。

 鹿児島市役所では、職員が情報収集などに追われた。担当者は取材に対し「通常の噴火と同じ規模なので落ち着いてほしい」と呼び掛けた。

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