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【暴力小学校支援】大声、殴る蹴る…〝暴力教室〟なぜ急増 専門家「SNS利用でストレス蓄積」と指摘

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【暴力小学校支援】
大声、殴る蹴る…〝暴力教室〟なぜ急増 専門家「SNS利用でストレス蓄積」と指摘

 大阪府教育委員会が、児童の暴力行為発生件数の多い府内の公立小学校に専門家らの支援チームを設置することを決めたのは、府内の発生件数が全国ワーストクラスで、家庭を含めた対策が急務だからだ。なぜ児童の暴力行為は急増しているのか。専門家は背景として貧困など家庭環境の悪化に加え、インターネットの普及を指摘。「膨大な情報に触れ、これまでにないストレスを蓄積させている可能性がある」と指摘する。

 大声を上げて暴れる児童。教諭が止めようとすると児童の暴力は教諭に向かい、殴る蹴るの暴行に及んだ-。近年、府内のある小学校でみられた光景だ。教諭が何度指導しても、この児童は同じ行為を繰り返したという。

 別の小学校では、児童が明確な理由もないのに、設備や備品を故意に壊し、注意しても改めようとしなかった。

 反抗期の中学・高校生にみられるような激しい問題行動が一部の小学校で多発している。

 文部科学省による平成26年度の問題行動調査では、全国の小学生の暴力行為の発生件数は25、26年度に2年連続で1万件を突破、過去最多となった。中高生は減少傾向にあるという。小学生の暴力行為は大阪府だけで問題化しているわけではなく、全国も同様に増加傾向にあるのだ。

 その要因について、文部科学省は、家庭での教育機能の低下をはじめ、感情のコントロールがうまくできない児童の増加を挙げる。最近クローズアップされているいじめに発展しかねない児童間の暴力行為を教職員が把握する姿勢を強めたことで件数を引き上げているとの見方もある。

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