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【数学の時代(4)】黒板とチョークで描き出す宇宙の真理 「『10次元の世界』は数学で説明できる」

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【数学の時代(4)】
黒板とチョークで描き出す宇宙の真理 「『10次元の世界』は数学で説明できる」

「宇宙の謎を解くために新しい数学が必要だ」と語る村山斉氏=東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構

 「宇宙は数学という言葉で書かれている」。東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(千葉県柏市)の吹き抜けにそびえる柱には、「近代科学の父」と呼ばれるガリレオ・ガリレイの言葉が古いイタリア語で大きく記されている。それが示す通り、同機構で行われているのは最先端の数学と物理学を融合させて宇宙の謎に迫る研究だ。

10次元の時空

 「宇宙は何でできているのか」「どうやって始まったのか」「これからどうなるのか」-。こうしたテーマは科学における最も根源的な問いでもある。

 長い間、宇宙のすべては原子によってできていると考えられていた。しかし、近年の研究によると、原子からできている物質は宇宙の約4%にすぎず、残りは「未知の何か」だという。そのほとんどは「暗黒物質」や「暗黒エネルギー」だとされているが、詳しいことは分かっていない。

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