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【数学の時代(2)】いま、あなたは何をするべきか 5分後の未来も丸ごと予測できる数学を駆使したビッグデータ解析

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【数学の時代(2)】
いま、あなたは何をするべきか 5分後の未来も丸ごと予測できる数学を駆使したビッグデータ解析

グラフ理論で表現した淀川流域エリア(上)と大阪の街並み

応用数学に基づく「超ビッグデータ」

 都市OSは、「グラフ理論」と呼ばれる応用数学に基づいている。地下鉄の路線図のように多くの「点」と「枝」で構成される図をグラフと呼び、これを数学的に解析することで最短ルートや所要時間などを導き出すことができる。

 そう聞くと簡単そうに思えるが、点や枝の数が多いと計算量は膨大になる。例えば人間の脳の神経ネットワークなら約890億点、約100兆枝になるといい、まさに超ビッグデータだ。

 グラフ理論をめぐっては「ケーニヒスベルクの橋」という話がよく知られている。18世紀の数学者、レオンハルト・オイラーが、「街に架かる7つの橋すべてをそれぞれ1回だけ渡って最初の場所に戻ってくることができるか」との命題に対し、不可能であることを証明したものだ。もちろん、それがビッグデータの解析に役立っているとは、オイラーが知る由もない。

 データが大きくなればなるほど数学は威力を発揮する。都市OSは、一分一秒を争うような災害時の避難誘導から、公共施設の設置計画といった数年単位の都市政策まで、幅広く活用できるという。

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