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【阪神大震災21年】神戸港の物流が復活の兆し 今年上半期のコンテナ取扱量、震災後で最高を記録

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【阪神大震災21年】
神戸港の物流が復活の兆し 今年上半期のコンテナ取扱量、震災後で最高を記録

神戸港のコンテナ取扱量と外国客船の入港数の推移

 平成7年1月の阪神大震災で壊滅的な被害を受け、その後低迷していた神戸港で、昨年のコンテナ取扱量が震災前にほぼ回復することが5日分かった。西日本の地方港から神戸港に貨物を運び一括して海外に運ぶ新たな手法が功を奏した形で、昨年は外国客船の年間入港数も過去最高を記録。世界有数の貿易港だった神戸港は震災前とは異なる形でモノと人が集まるミナトとして、賑(にぎ)わいを取り戻そうとしている。

 神戸市の担当部局などによると、神戸港のコンテナ取扱量は昨年1~6月、前年同期比5・7%増を記録。国内外を合わせたコンテナ取扱量を震災以降最高の135万TEU(TEUは20フィートコンテナ換算)に押し上げた。その後も好調で同年7~10月で90万TEUを記録。取扱量世界6位となり、過去最高だった震災前年の6年(292万TEU)実績にほぼ回復するペースで進んでいる。

 26年10月に神戸港や大阪港などを一括運営するため発足した「阪神国際港湾」が、西日本の地方港から韓国・釜山港など東アジアの拠点港に流れた貨物を取り戻すため、輸出入貨物を神戸港経由に変更した船会社や荷主に補助金を出すなどの支援制度を充実。この結果、神戸港と地方港を結んで輸出入貨物を運ぶ「フィーダー輸送」が好調となり、取扱量が増えた。

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