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【2016 トップに聞く(5)】「シャープ、東芝からも人材受け入れたい」 日本電産 永守重信会長兼社長

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【2016 トップに聞く(5)】
「シャープ、東芝からも人材受け入れたい」 日本電産 永守重信会長兼社長

インタビューに応じる日本電産会長兼社長の永守重信氏

 --足もとの業績が非常に好調だ

 「来年度も3年連続となるベースアップを考えている。物価も上がってきており、従業員の暮らしを守らなくてはならない。ただ、当然めりはりはつける。全員が同じようにアップする仕組みにはならない」

 --平成28(2016)年度はどのような1年になるか

 「チャンスとリスクが同時に来る年になる。今、オイルショック時以来の技術革新が起きている。IOT(モノのインターネット化)が進み、自動化運転、触覚デバイスなどの技術が進んでいる。やがて『自家用ドローン』で人を運ぶ時代も来るだろう。高性能のモーターが必要になってくる。来年度は過去最大の1000億円の設備投資を行う。2、3年先を見すえ、3カ月単位の業績には目をつむってもいい」

 --市場も急拡大するか

 「これから市場を広げなくてはいけないが、急激に伸びた市場は急にしぼむ。じわじわと伸ばすのが良い」

 --必要な人材の確保は

 「希望退職を行ったシャープや東芝などの応募者を幅広く受け入れたい。特に通信やソフトウェア、ロボットの分野だ。絶対に引き抜くことはしないが、受け皿にはなる。貴重な技術が海外に流出し、矢となって日本の産業を襲うことはあってはならない。今、分離が進められているシャープの液晶も、国内にとどまるべきと思う」

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