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【関西の議論】〝隣人〟は中国人観光客だらけ!? マンション前に観光バス縦列駐車…「民泊」はホテル不足の救世主か、トラブルメーカーか

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【関西の議論】
〝隣人〟は中国人観光客だらけ!? マンション前に観光バス縦列駐車…「民泊」はホテル不足の救世主か、トラブルメーカーか

京都府警が悪質な民泊摘発の一環として家宅捜索に乗り出した当日、マンション前に停車された観光バスに乗り込む中国人観光客たち=2015『年10月2日午前、京都市右京区(一部画像処理しています)

「ここが違法なんて…」

 府警がこのマンションの家宅捜索に乗り出したのは10月2日。早朝、捜査員がマンションに入ると、内部は中国人観光客たちでいっぱいだった。

 長机が置かれ、フロントのように使用されていたマンションの入り口付近で、スーツケースを抱えたまま不安げな表情で立ち尽くす中国人観光客たち。この日宿泊していたのは、中国人観光客だけで64人もいた。観光客の一人、中国・成都市の銀行員の男性(26)は「突然、警察が来て驚いた。ここが違法だったなんて」と驚いていた。

 マンションの住民男性(42)は「廊下やロビーで大きな話し声が聞こえて、うるさかった。夜に部屋でくつろいでいると、間違えてインターホンを鳴らされることもあった」と話した。

 住民たちに対しては、郵便受けに「試験的に民泊を始めます」と書かれたチラシが入れられ、管理会社側からの説明もあったという。だが、住民たちは「人の出入りが激しく、防犯面でも不安だった」と吐露した。

「観光バスが邪魔」で発覚

 問題が発覚するきっかけは、やはりマンション住民からの通報だった。7月中旬、住民から「観光客らしき外国人が出入りしている」「観光バスが縦列駐車して邪魔」と、京都市などに苦情があったのだ。

 旅館業を経営するためには本来、都道府県知事や政令市長らの許可が必要。旅館業の許可は、旅館業法施行令で定める構造設備基準に従う必要があり、換気や照明などの設備や衛生基準をクリアしなければならない。

 このマンション業者側は旅館業の許可を全くとっていなかった。

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