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【日本千思万考】日本語は世界で唯一“植民化”されなかった言語 国際人たる前に「立派な日本人」であれ

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【日本千思万考】
日本語は世界で唯一“植民化”されなかった言語 国際人たる前に「立派な日本人」であれ

インドのモディ首相(右)と談笑する安倍晋三首相。積極外交を展開している=12月12日、ニューデリー(ロイター)

日本文明は「一国で成立する、主観的な自己認識を持つ孤立文明」

 米国の国際政治学者・サミュエル・ハンチントンは名著「文明の衝突と世界秩序の再創造」の中で、国民国家の視点ではなく文明に着目し、世界秩序を分析しました。前世紀末における世界の文明圏を8つ上げ、その一つとして、日本文明を「一国で成立する、主観的な自己認識を持つ孤立文明」と取り上げております。ほかにも、フィリップ・バグビーの世界九大文明論にも、マシュー・メルコの五大文明論にも、日本文明が列挙されています。いずれにしても、日本文明は、他文明とは共通するものが少なく、極めて独自性の高い特殊な民族文化に由来するものであると定義されています。その根源的なるものはと言えば、「日本語の特殊性」にあると考えられます。

欧米でもアジアでもない、ユニークでニュートラルな文化力

 ご存じのように、国力の三大要素とは、「軍事力」「経済力」「文化力」であります。17世紀のウェストファリア条約以降、20世紀前半の第二次世界大戦までは、国際紛争の最後の外交的解決手段として戦争が許容されてきたので軍事力闘争が続きました。その後、経済貿易の自由化を経てグローバル経済競争に突入すると、国境や民族間の貧富格差の抗争をめぐって、局地戦、宗派闘争、テロ事件が頻発するようになっております。

 今こそ、世界が取り組むべきは、国境なきソフトパワーの典型である文化力によるフェアな折衝、相互理解による互助精神の発露ではないでしょうか。

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