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【海道東征を紡ぐ 信時潔物語】(5)米宣教師アレクサンダー家の賛美歌、幼い心に響いた

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【海道東征を紡ぐ 信時潔物語】
(5)米宣教師アレクサンダー家の賛美歌、幼い心に響いた

大阪北教会に保管されているアレクサンダー宣教師の肖像写真入りの十字架 大阪北教会に保管されているアレクサンダー宣教師の肖像写真入りの十字架

 「海道東征」と並ぶ信時潔のもう一つの代表作といえば「海ゆかば」。その優れた音楽性の源は一体、どこにあったのか-。

 その謎を探るうえで重要な示唆を与えてくれるのが、大阪・中之島の大阪北教会に派遣されてきた、米国長老教会のアレクサンダー宣教師の存在だ。

 アレクサンダー氏は、潔が生まれる10年前の明治10年、米国から海を越えて来日した。当時27歳。その面影は、いまも教会が大切に保管している十字架に見ることができる。持ち運びができるサイズの十字架に、小さな彼の肖像写真が埋め込まれているのだ。

 キリスト教への強い信仰心を表す厳格な表情の中にも、どこか娘のいる父親としての心情温かな一面も感じさせる。家族思いの心情温かな人柄だったのではないだろうか。

 そのひ孫にあたる女性、ジョアンナ・シェルトンさんが来日した際、教会関係者に貴重なエピソードを教えてくれた。アレクサンダー一家が愛唱していた賛美歌「King of Kings」があるという。

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