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【おやじが行く】酒どころ・新潟の郷土料理とこだわりの日本酒 酒好きオヤジが集うスタンドバー 「成月」

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【おやじが行く】
酒どころ・新潟の郷土料理とこだわりの日本酒 酒好きオヤジが集うスタンドバー 「成月」

 昭和の時代、大阪のキタやミナミには「スタンドバー」と呼ばれる飲み屋がたくさんあった。スタンドといっても、「立ち飲み」ばかりではなく、カウンター席だけがある居酒屋のことも、おやじたちはそう呼んで親しんでいた。

 時代の流れか、年々減ってきているが、難波新地にはまだ何軒か残っている。その中の一つ、「成月」ののれんをくぐった。

 9人で満席というこぢんまりとした店内に、ボリュームを絞ったジャズのBGMが流れる。和食の店だが違和感はない。「お客さんに支えられて何とかがんばっています」と女将(おかみ)の堀とみ子さん。

 この店のウリは、こだわりの日本酒。「私自身が大好きで、自分で利き酒して選んでいます」。純米吟醸を中心に常時9種を置いている。訪れた日は新潟や富山、高知などの地酒が並んでいた。

 料理は、堀さんの出身地・新潟の郷土料理。しょうゆと酒とみりんの甘辛が基本だ。

 変わっているのが、サンマの塩焼き…ではなく煮付け。サバの煮付けと似たような食感。しかし、甘辛ショウガ風味の中に独特の苦みが利いていて、やっぱりサンマである。これは酒が進む。

 このほか、厚揚げ、ちくわ、ダイコン、サトイモを煮てあんをかけた「のっぺ汁」や、すじこん、ブリ大根など。どれも日本酒によく合い、ご飯もほしくなる。

 「成月」は昭和38年に開店。堀さんは客として通っていたが、約20年前、先代から「店を引き継いでほしい」と頼まれた。「悩みましたが、先代の女将さんにはかわいがっていただいたし、この店の灯が消えるのも惜しくて。お受けすることにしました」

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