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大津の旧東海道、まちなみを守れ フォーラムで議論

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大津の旧東海道、まちなみを守れ フォーラムで議論

京町通など大津市の中心市街地のまち並みを見学する参加者ら

 歴史と文化が色濃く残る大津市の京町通(旧東海道)の景観保全をテーマにした「景観まちづくりフォーラム」が5日、大津市の中心市街地一帯で開催された。参加者らはまちを散策したあと、旧大津公会堂(同市浜大津)でまち並み整備の状況について同市の担当者から説明を受けた。

 市民、事業者、行政それぞれの立場で歴史的景観の維持向上を考えるきっかけにしようと、日本建築家協会近畿支部滋賀地域会が主催。フォーラムではまず、同市歴史博物館の樋爪修館長が案内人となり、浜通や京町通など中心市街地を散策した。

 樋爪館長は「この地域は戦時中空襲を免れたため、国の有形文化財に登録されるような歴史ある建物が多い」などと説明。参加した市民らは、町家を見つけるたびに、しきりにカメラのシャッターを切っていた。

 その後、旧大津公会堂に移動し、京町通のまち並み整備について市都市再生課の担当者が説明。

 江戸時代初期から続く伝統の「大津祭」の巡行にふさわしいまち並みをつくるため、補助金で建物の景観を町家風に改修した事例や、マンション建設では道路から5メートル離さなければならない規制を設けた事例、電線の地中化に着手している事例などが紹介された。

 同市京町の上野きよさん(67)は「40年ほど前にドイツに住んでいた際、歴史的景観を大切にしている住民らに感銘を受けた。大津に移り住んで30年以上経つが、電線の地中化など景観を守ろうという動きが出てきてうれしい」と話していた。

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