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「くさい」「高い」二重苦のふなずし、東南アジアに好感触…海外へ活路 滋賀県が本腰

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「くさい」「高い」二重苦のふなずし、東南アジアに好感触…海外へ活路 滋賀県が本腰

「ふなずしは世界に通用する」と話す辻澤さん=滋賀県竜王町

 「失神するほどくさい」とも称され、好き嫌いが分かれる滋賀特産の発酵食品「ふなずし」が、海外に飛躍しようとしている。滋賀県や県内の製造者が東南アジアでセールスに乗り出したところ、意外に好評だった。県はこれを受け、来年以降、トップセールスを行うなどして売り込み、本格的な輸出を目指す。

 「食べやすい」「酸味があって酒のさかなにちょうどいい」。10月末、マレーシア・クアラルンプールで地元のバイヤーらを集めて開かれた県主催の商談会。ウナギの茶漬けなどとともに、人気を集めたのがふなずしだ。続くタイでの商談会でも好評だった。

 これを受け、県は年明けにマレーシアやタイの旅行業者を招き、ふなずし作りの見学や試食を企画する予定だという。さらに来年度以降も東南アジアを軸に、ふなずしなどのトップセールスを検討。将来は、同じ発酵食品で独特のにおいを持つ製品もあるチーズになじむヨーロッパにも販路を拡大したい考えだ。

 ふなずしは、主に琵琶湖の固有種「ニゴロブナ」を塩や飯などに漬け込んで発酵させた滋賀に伝わる伝統食。食べ物の臭さを5段階で評価する小泉武夫・東京農業大名誉教授(発酵学)の著書「くさい食べもの大全」(東京堂出版)では「失神するほどくさい。ときには命の危険も」とする五つ星を獲得している。

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