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戦時中の防火水槽で育つ「エキん魚」飼いませんか 阪堺電車住吉公園駅

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戦時中の防火水槽で育つ「エキん魚」飼いませんか 阪堺電車住吉公園駅

住吉公園駅の防火水槽に泳ぐ金魚=2日午前、大阪市住吉区(南雲都撮影)

来年1月末の駅閉鎖で

 路面電車の阪堺電気軌道は、来年1月末に閉鎖される住吉公園駅(大阪市住吉区)のホームにある防火水槽に住み着き、最大約20センチにまで育った金魚約20匹の飼い主を探している。同社は「小中学校など教育に役立つ施設などに引き取ってもらえれば」としている。

 金魚が泳ぐのは、ホームにある幅約1メートル、高さ、奥行き各80センチの防火水槽。先の大戦中、空襲に備えて作られたといい、亀裂を修復したあとが所々に残る。

 近くにある住吉大社の夏祭りの出店などで金魚すくいをした人が、自宅に持ち帰れない金魚を水槽に放したことがきっかけとみられ、昭和50年代にはすでに数十匹が泳いでいたという。

 同駅では、駅員が自腹で餌を購入し、業務の合間に餌やりや水槽の清掃などの世話をしてきた。防火水槽は安住の地だったらしく、10~20センチほどにすくすくと育った金魚も。世代交代を繰り返し、現在は約20匹が悠々と泳いでいる。

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