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HIV国内感染者約2万8千人 うち3割が未診断 大阪の大規模感染はピーク超える 日本エイズ学会

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HIV国内感染者約2万8千人 うち3割が未診断 大阪の大規模感染はピーク超える 日本エイズ学会

年間の日本人HIV感染者数 年間の日本人HIV感染者数

 国内でこれまでにエイズウイルス(HIV)に感染した日本人は約2万8千人で、そのうち3割の約8千人が自分の感染を知らないとする推定を、慶応大の加藤真吾専任講師(微生物学)が30日、東京都内で開かれている日本エイズ学会で発表した。

 早期発見と治療につなげるため、検査の推進があらためて求められる。

 加藤講師は今回、HIVの潜伏期間を示す欧州のデータと、日本のエイズ動向委員会が「患者」として公表する、発症によって感染が分かった人の数を使い、年に新規の感染者がどれくらい出ていたかを推定した。

 その結果、実際に判明した感染者や患者は2014(平成26)年までの累計で2万490人だが、このほかに8120人の未診断の感染者が出ていた可能性があると分かった。

 年次推移を見ると、新規感染者は03~06年、大阪府での大規模な感染拡大の影響で約1600人とピークを迎え、その後は1300人前後で横ばいが続いているとみられるという。

 加藤講師は「休日や夜間に検査が受けられる体制を整えたり、郵送検査を活用したりするなど、検査が受けやすい環境をさらにつくっていくべきだ」と話している。

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)は昨年、流行収束に向け、20年までに「感染者の90%が自分の感染を知り、その90%が治療を受け、さらにその90%が適切な治療でウイルスを抑える」との目標を掲げた。

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