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「難波津の歌」全文木簡初出土、仮名文字「発信点」か 都の中心、作者は文化最先端

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「難波津の歌」全文木簡初出土、仮名文字「発信点」か 都の中心、作者は文化最先端

 赤外線撮影した「難波津の歌」を記した木簡の一部。右側は字の読み(京都市埋蔵文化財研究所提供)

 木簡の文字は、しっかりとした筆致で、平仮名が誕生すると出てくる字と字を流れるようにつないだ「連綿体」に近い書体も確認できた。西山教授は「木簡の作者は藤原良相とも交流のあった一流の文化人。ここから全国に仮名文字が発信されたのだろう」と思いをはせる。

 10世紀に入ると、延喜5(905)年に、醍醐天皇の命で編纂(へんさん)された「古今和歌集」の序文に、連綿体による平仮名が登場する。今回の発見からは、万葉仮名から平仮名への変遷がうかがうことができるという。

 吉野秋二・京都産業大准教授(日本古代史)は「仮名の移行期に仮名で書かれた歌がほぼ完全な形で出た意義は大きい。今後の基礎史料になる発見だ」と話している。

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