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映画「海難1890」効果! トルコ記念館に観光客続々 10月の入館者数が3千人を突破

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映画「海難1890」効果! トルコ記念館に観光客続々 10月の入館者数が3千人を突破

映画ののぼりが設置されている「トルコ記念館」=串本町

 エルトゥールル号の遭難事故を取り上げた映画「海難1890」の全国公開を前に、舞台となった串本町樫野の「トルコ記念館」の入館者数が増加し、今年6月のリニューアルオープンから10月末までに1万1500人を超えた。10月だけで3千人を突破し、町は「好調で、公開後はもっと増える見込み」と手応え十分だ。

 同館は日本とトルコの友好の証しにと昭和49年に開館。125周年の節目に合わせて改修工事や展示変えが実施され、前を通る県道樫野串本線には「エルトゥールル通り」という愛称もついた。先月からは映画を宣伝するのぼりを入り口に並べ、館内では映画のメーキング映像やサイン入りの台本などの展示も開始した。

 公開を待ち望む機運の高まりを受けてか、改修前の平成26年9月は1503人だった1カ月の入館者数が、リニューアル後は右肩上がりで7月に1505人、8月には2900人に増加。先月は3064人となった。

 町産業課の渡瀬裕基主事は「3千人を超えることはかなり珍しい。ツアー客のルートに組み込まれるようになった。今後、町内のほかの地域にも足を伸ばしてもらえれば」と打ち明けた。

 那智勝浦町に向かう途中で同館に立ち寄ったという和歌山市の女性は「トルコ旅行をしたとき、『猫でも日本語が話せる』と言われたくらい親日的だった。当時の救出活動は大変だっただろうが、この出来事が現在の日本とトルコの友好に繋がっているんですね」と感慨深そうに話していた。

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