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【再起動~ポスト橋下時代へ(中)】崩れていく大阪維新包囲網…自民 民主 共産一枚岩ほど遠く

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【再起動~ポスト橋下時代へ(中)】
崩れていく大阪維新包囲網…自民 民主 共産一枚岩ほど遠く

大阪ダブル選の勝利から一夜明け、囲み取材に応じる松井一郎府知事(左)と吉村洋文・次期大阪市長=23日、大阪市北区 大阪ダブル選の勝利から一夜明け、囲み取材に応じる松井一郎府知事(左)と吉村洋文・次期大阪市長=23日、大阪市北区

 大阪維新の会の圧勝に終わったダブル選から一夜明けた23日朝、大阪・ミナミの南海難波駅前。2日前の選挙戦最終日の夜、大阪維新代表の橋下徹ら目当ての聴衆で埋め尽くされたこの場所で、自民党推薦で市長選に出馬し、敗れた元市議の柳本顕は、まばらな人通りを前にマイクを握った。

 「私の力不足で十分な理解を得られなかったが、歩んできたこの道に悔いはない」。言葉は前向きだが、表情には激戦の疲れがにじみ出ていた。

 5月の住民投票で大阪都構想を廃案に追い込んだ自民。ダブル選で一つでも取れば都構想議論に完全に終止符を打てると照準を定めたのが、ポスト橋下をめぐる市長選だった。そこに住民投票で反対派の旗頭となった柳本を送り込んだ。

 「住民投票で連携した公明や共産、民主の理解が得られやすい」。陣営のもくろみ通り、共産党府委員会は独自候補の擁立を見送り、自主支援を表明。民主党府連も支援を決定した。「オール大阪」を旗印にした住民投票と同様の「大阪維新包囲網」が整いつつあった。

  招いた野合批判

 ところが、すぐにほころびが出始める。「自民色が強すぎる。これでは動きにくい」。民主関係者は不満の矛先を、ダブル選直前に自民府連会長となった衆院議員の中山泰秀に向けた。

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