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【おやじが行く】九条ねぎで覆い尽くされたこだわりうどん “三位一体”の味 「祇をん 萬屋」

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【おやじが行く】
九条ねぎで覆い尽くされたこだわりうどん “三位一体”の味 「祇をん 萬屋」

 おやじ2人は炭水化物系が大好きである。京都・祇園など、とんと縁がないのだが、九条ねぎをたっぷり使った絶品うどんがあると聞き、のこのこと出かけた。

 細い路地を入っていくと、ほどなく「祇をん 萬屋(よろづや)」の看板が。長い行列ができている。14人で満席というこぢんまりとした店だ。

 「私らの能力では、これぐらいで手いっぱいなんです」と店主の清水英夫さん(68)。妻・きよさん(69)、長男・智廣さん(42)の家族3人での経営。謙遜というよりは「へたに商売を広げて味が落ちたらお客さまに申し訳ない」という職人魂である。「逆に縮小したいぐらい」だという。

 数あるメニューの中から迷わず「ねぎうどん」(1300円)を注文。噂に違わず、目に鮮やかな緑のねぎで丼が覆い尽くされ、真ん中にすり下ろしショウガがちょこんと載っている。

 まずは、プリプリ、シャキシャキと音が聞こえてきそうな九条ねぎをまとめて3本ほど口に放り込む。これぞ、ねぎ、という歯応え、続いて、じわーっと甘みが。コンブ、カツオ、サバなどからとっただしにからめて食べると、また別の甘み、うまみが味わえる。

 「ねぎは作る人によって味が違います。このだしと一番相性がいいのを探し回りました」

 そして、細くて少し柔らかめ、しかし、芯はしっかりとある-というこだわりのうどん。「コシが強すぎるのは合わないんです」と清水さん。ねぎ、うどん、だしが微妙なバランスを保っており、三位一体のやさしい味。少し遅れてショウガの香りが鼻孔をくすぐった。

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