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伊丹空港のレーザーは「超強力」地上から300メートル届く…着陸直前の旅客機狙う JAL・ANA機ともに被害か

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伊丹空港のレーザーは「超強力」地上から300メートル届く…着陸直前の旅客機狙う JAL・ANA機ともに被害か

 大阪(伊丹)空港で旅客機の操縦席付近に地上からレーザー光が照射されていた事件で、旅客機が地上から300㍍の時点で狙われたことが19日、関係者などへの取材で分かった。かなり強力なレーザー光線で、操縦士の目に入れば重大なトラブルにつながった可能性もあり、相談を受けた大阪府警は、威力業務妨害容疑に当たる可能性もあるとみて、詳しい経緯を調べている。

 捜査関係者などによると、10月17日午後6時50分ごろ、松山発伊丹行きの全日空1648便ボーイング737型機(乗員乗客107人)が大阪府豊中市の上空約300メートルを飛行中、操縦士が緑色の光線が窓に当たったことに気づいた。

 操縦士の目などに異常はなく、同便は予定通り約5分後に同空港に着陸。けが人などもなかったが、全日空は国土交通省大阪空港事務所に報告するとともに、府警に相談した。

 また今月15日夕には、伊丹空港に着陸しようとした日本航空の旅客機の操縦席付近にも同様のレーザー光が照射されていた。運行に支障は出ておらず、人的被害もなかった。同空港周辺ではほかにも、同様のケースが過去1年間に数件確認されているという。

 レーザー光を照射する機器には学校や会議などで使用されるレーザーポインターなどがあるが、過去には光線が子供の目に当たり視力が低下する事故や、コンサートやスポーツの試合で歌手や選手らが何者かにレーザー照射を受けるトラブルが相次いでいる。国は消費生活用製品安全法を改正し、平成13年から規定出力を上回るレーザーポインターの販売を禁止している。

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