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【衝撃事件の核心】「ケーキに髪の毛」ネットで有名なクレーマー女、電話1万2千回の執念…ゆがんだ社会の申し子か

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【衝撃事件の核心】
「ケーキに髪の毛」ネットで有名なクレーマー女、電話1万2千回の執念…ゆがんだ社会の申し子か

洋菓子店やパン店に「ケーキに髪の毛が入っていた」などと手当たり次第にクレーム電話を入れ、商品代金や代替品をだまし取ったとして逮捕された女。「500回くらい成功した」と供述したが、なぜここまでゆがんだ執念を燃やしたのか―

 「デコレーションケーキに髪の毛が入っていたと電話で言われたが、当店で販売していないと言うと『間違えました』と切られた」

 「『パスタに髪の毛が入っていたので返金してほしい』と電話があり、食べたパスタを聞くと、うちの店のメニューにないものだった」

 小野谷被告が逮捕されたニュースが流れると、伊丹署には全国のケーキ店やレストランから30件の被害報告が寄せられた。

被告自宅におわびの行列

 小野谷被告は、逮捕されるまで伊丹市内に住んでいた。自宅周辺の住人によると、長年、生活保護を受けながら高齢の母親と2人暮らし。今年初旬から母親が介護施設に入ったのを機に、1人暮らしを始めた。

 その自宅に、スーツ姿の人物がたびたび訪れるようになったのは25年の年末ごろ。26年春以降は、その人数がぐんと増えた。

 「毎日のように、スーツ姿の人が紙袋やレジ袋を持って来るんや。だいたい、1日2~3人、多いときは5人来ていて、家の前に並んでるときもあった」

 近所に住む男性(73)はその様子を訝しみ、26年春ごろから、被告宅を訪れた人に話を聞き、日付と商品名などをノートに書いて記録し始めた。

 男性が訪問者に聞いた話によると、小野谷被告は謝罪に訪れた従業員に対し、ティッシュで包んだ自分の髪の毛を〝証拠〟として見せたが、実際の商品や包装紙などは一度も見せなかったという。

 また、近隣には朝から晩まで、小野谷被告がクレーム電話を入れる声が聞こえていたといい、「(おわびの品として持ってくる)商品名や個数まで注文していた。来るのが遅かったのか、『まだ?』『はよ送って』と催促の電話もしていた」と男性はあきれたように話す。

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