産経WEST

【衝撃事件の核心】「ケーキに髪の毛」ネットで有名なクレーマー女、電話1万2千回の執念…ゆがんだ社会の申し子か

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「ケーキに髪の毛」ネットで有名なクレーマー女、電話1万2千回の執念…ゆがんだ社会の申し子か

洋菓子店やパン店に「ケーキに髪の毛が入っていた」などと手当たり次第にクレーム電話を入れ、商品代金や代替品をだまし取ったとして逮捕された女。「500回くらい成功した」と供述したが、なぜここまでゆがんだ執念を燃やしたのか―

 2~9月の総発信記録は、なんと約3万件。そのうち、42都道府県の洋菓子店やパン店など約3200店にかけた電話は計約1万2千回あった。手当たり次第にだまし取ろうと店を探していたのか、電話番号案内「104」には5千回以上かけていたという。

 「これまで500回くらい成功した。現金や商品60万円以上をだまし取った」と供述した小野谷被告。異様なほど執念深い犯行に駆り立てたものは、金だったのか-。答えはもっと単純だった。

 「甘いものが食べたかった」

偽クレーム電話で実名…ネットで次々報告

 「髪の毛が入っている」というせりふは常套(じょうとう)句だったようだ。

 「3月に女性から電話がありましたね。『クリームパンの中に髪の毛が入っていた』と言われました」

 こう打ち明けるのは、伊丹市内のパン店の男性店長(38)。女は商品代金の返金を求めたという。

 商品とレシートの確認を求めると、女は「パンはもうない。友達にもらったものなので、レシートもない」と強弁。店長が「確認できなければ、返金は無理」と答えると、そこで電話は切れた。

 しかし、これで終わりではなかった。

 「さっきも電話かけてきましたよね?」

 女は同じ日に2度、3度と電話をかけてきたのだ。やみくもにクレームをつけているため、自分でもすでに電話をかけたことを忘れていたのだろう。店長は「系列店にも同じような電話があったと聞き、注意していたので対応できた」と振り返った。

 意外なことに、こうした電話で女は「小野谷」と名乗っていた。このため、インターネットの掲示版などでは、小野谷被告による偽クレーム被害の報告が数多く書き込まれている。

関連トピックス

「産経WEST」のランキング