産経WEST

【衝撃事件の核心】「ケーキに髪の毛」ネットで有名なクレーマー女、電話1万2千回の執念…ゆがんだ社会の申し子か

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「ケーキに髪の毛」ネットで有名なクレーマー女、電話1万2千回の執念…ゆがんだ社会の申し子か

洋菓子店やパン店に「ケーキに髪の毛が入っていた」などと手当たり次第にクレーム電話を入れ、商品代金や代替品をだまし取ったとして逮捕された女。「500回くらい成功した」と供述したが、なぜここまでゆがんだ執念を燃やしたのか―

 「通話記録を洗い出すだけでも大変だ」。捜査員があきれかえるのも無理はない。その女の携帯電話の発信記録は、8カ月で実に3万件にも上っていた。実際に購入していない洋菓子店などに偽りのクレームを入れ、商品代金や代替品をだまし取ったとして詐欺容疑で兵庫県警に逮捕された住居不定、無職の小野谷知子被告(45)=同罪で起訴。その手口は、「昨日買ったケーキに髪の毛が入ってたんですけど」と手当たり次第に電話することだった。インターネット上には小野谷被告に対する注意を呼びかける書き込みが相次ぎ、ネット上では有名な「クレーマー」。異様なほど執念深い犯行は、「騒ぎにしたくない」と考える店から金品を奪っていった。しかし、やがて悪事は露見する。発覚のきっかけは、女の家に謝罪に訪れる人の多さを怪しんだ近所の男性の〝執念〟だった。

「104」にも5000回

 5月。大阪府豊中市のケーキ店に1本の電話がかかってきた。

 「ショートケーキに髪の毛が入っていた。代わりのケーキを自宅まで持ってきてほしい」

 この店はクレームの主に、おわびとしてショートケーキ1個を進呈した。6月には神戸市北区のパン店に同様の電話があり、被害は現金1085円とクリームパン2個。いずれも小野谷被告の仕業だった。

 小野谷被告は9月、この2件の詐欺容疑で県警伊丹署に逮捕され、10月17日にも「バースデーケーキに髪の毛が入っていた」と嘘をついて、京都府や滋賀県のケーキ店から現金など約2万円をだまし取ったとして再逮捕された。

 捜査の過程で、捜査員らが驚いたのは携帯電話の通話記録の多さだった。

関連トピックス

「産経WEST」のランキング