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【ダブル選課題を追う】老朽化は水道管ではなく…ふし(府市)あわせ代表作「水道事業」 

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【ダブル選課題を追う】
老朽化は水道管ではなく…ふし(府市)あわせ代表作「水道事業」 

 22日投開票の大阪府知事選、大阪市長選で目立った争点となっていない「重要案件」がある。8年前には大いに議論された府と市の水道事業だ。「府市(ふし)あわせ」の象徴ともいえる事業になった。

「二重行政の象徴」

 大阪市阿倍野区阪南町で9日早朝、水道管が突然破裂し、周辺の民家や店舗約30軒が浸水被害を受けた。破裂したのは昭和12年に敷設された水道管で、老朽化が原因だった。

 市内の水道管の総延長は5千キロ以上、このうち4割が40年以上経過した管だ。取り換え工事を順次進めているものの、予算が限られていることもあり、なかなか順調には進まない。

 そんな現状の打開策として、府と市の水道事業を統合して効率化する検討が本格化したのは、8年前のことだ。しかし、議論は破談となり、知事時代の橋下徹氏と大阪市長だった平松邦夫氏が決定的に決裂するきっかけにもなった。

 大阪北部を流れる淀川沿いに、計6カ所ある府(現大阪広域水道企業団)と大阪市の浄水場。なかでも守口市には大阪市の浄水場のすぐ北側に府の浄水場があるが、それぞれ別々に事業を行っており「二重行政の象徴」とされてきた。

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