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【衝撃事件の核心】「反戦」京大中核派のバリケード封鎖 新左翼運動に垣間見える〝保守化〟 機動隊介入前に撤去したのは一般学生だった

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【衝撃事件の核心】
「反戦」京大中核派のバリケード封鎖 新左翼運動に垣間見える〝保守化〟 機動隊介入前に撤去したのは一般学生だった

バリケード封鎖をした校舎の前でマイクを握り、反戦や大学への不満を訴える参加者。一般学生の反応は「封鎖は迷惑」と冷ややかだった=10月27日、京都市左京区の京都大吉田南キャンパス バリケード封鎖をした校舎の前でマイクを握り、反戦や大学への不満を訴える参加者。一般学生の反応は「封鎖は迷惑」と冷ややかだった=10月27日、京都市左京区の京都大吉田南キャンパス

 バリケードを撤去した学生の1人で、工学部1年の男子学生(19)は「封鎖を迷惑だと感じた学生たちで自然に集まって行動した」と説明した。

 封鎖を行っているメンバーについて、「ストをしている人は『大学が意見を押しつけている』と主張していたが、建物を勝手に封鎖することも、ほかの人に対する意見の押しつけじゃないか」と指摘した上で「個人的に意見を主張するのは構わないが、封鎖は迷惑」と話した。

 京大はこの日、問題を起こしたメンバーを対象に、威力業務妨害などの罪で府警に刑事告訴する検討を始めたと明らかにしている。

周囲の反応も封鎖に手厳しく

 こうした様子を周囲から眺めていた学生たちの反応はどうだろうか。

 「自由の学風」を誇る京大だけあって、学生グループが、反戦や大学の態度を批判していることについては「表現の自由だし、構わないのではないか」といった声も少なくなかった。

 ただ、校舎を封鎖したという手法については、手厳しい声が多かった。

 ある男子学生は「他の大学の人が多いみたいで、外部の人に大学をめちゃくちゃにされているようにしか感じない」。法学部1年の女子学生(20)は「封鎖された校舎はリポートの提出場所で、授業も変更になったりして迷惑」と話していた。

かつてのバリケード封鎖では…

 歴史を振り返ると、全国各地の大学で相次いでバリケードがつくられた時期もあった。全共闘運動が広がった昭和40年代だ。

 当時、ベトナム反戦運動などがきっかけになって、学生運動が盛り上がり、大学の校舎にバリケードをつくり、授業が長期間中止されるということも珍しくなかった。

 当時の彼らにも大学でバリケード封鎖をしたそれぞれの〝理由〟があった。

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