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「あさ」の時代生々しく…大名に融資申し出も 広岡浅子と加島屋の新資料、神戸大講座で公表

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「あさ」の時代生々しく…大名に融資申し出も 広岡浅子と加島屋の新資料、神戸大講座で公表

発見された広岡浅子の関連資料。手前は浅子が出した書面で、「浅」の字が確認できる=神戸市灘区の神戸大経済経営研究所(沢野貴信撮影) 発見された広岡浅子の関連資料。手前は浅子が出した書面で、「浅」の字が確認できる=神戸市灘区の神戸大経済経営研究所(沢野貴信撮影)

 NHKの連続テレビ小説「あさが来た」のモデルで明治時代の実業家、広岡浅子の嫁ぎ先の豪商「加島屋」の関連資料約1万点が新たに見つかったことを受け、神戸大は9日、公開講座を開き研究成果の一部を公表した。約500人の歴史ファンらが浅子が生きた時代背景に耳を傾けた。

 新資料は、加島屋の10代当主、広岡正直の娘が嫁いだ奈良県の岡橋家に第二次大戦中に疎開されていたもの。江戸末期に融資していた大名から取った借用書をまとめた文書や、浅子の手紙、写真など。

 研究を進めている神戸大学経済経営研究所の高槻泰郎准教授は、浅子の直筆の年賀状のほか、加島屋が福岡藩に「銀300貫を上納したい」と申し出る書状などを公表。高槻准教授は「融資を引き受けるだけでなく、有力大名に自ら取引をアプローチする営業手法がみられた」と指摘し、新資料を通じて「堂島米会所の初代頭取にも名を連ねた金融街の“顔”でもある加島屋の研究が飛躍的に進む」と語った。

 講座では「あさが来た」の時代考証を担当している大阪大の宮本又郎名誉教授が、近代の大阪経済に大きな役割を果たした五代友厚について講演。「広岡家と五代はビジネス上の関係があった。浅子と五代が会った証拠はないが、徒歩圏内に居住しており、あり得る話だ」とドラマの魅力を語った。

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