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冬眠前のクマにご用心 ドングリ豊作で出没減予測も…油断大敵 兵庫

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冬眠前のクマにご用心 ドングリ豊作で出没減予測も…油断大敵 兵庫

生息数が増加しているツキノワグマ=兵庫軒香美町(県森林動物センター提供)

 秋になり、冬眠を控えたツキノワグマが餌を求めて動き回る時期になった。県によると、今秋は餌のドングリ類が豊作で、これまでの目撃情報は昨年を下回っている。ただ、近年もクマに襲われて負傷する被害は発生しており、県は、紅葉シーズンで山に入る際の注意を呼びかけている。

 県によると、今年4~9月のツキノワグマの目撃や痕跡の情報は337件。過去5年で2番目に少なく、前年同期より約130件減少した。また、クマ出没の目安になるドングリ類を9月3~16日に調査したところ、ブナ、コナラ、ミズナラともに結実状況がよく「豊作」。県は、クマが人里に大量に出没するほど餌が不足している状況にはないと分析している。

 しかし、油断は禁物だという。県内ではツキノワグマの狩猟が禁止されていることもあり、17年に約250頭だった推定生息数は26年に約800頭に増加。人が襲われてけがするケースが8年度以降で16件発生し、最近では23年度に2件の被害が起きている。

 クマの活動は9~11月に活発化するため、県は、不要な柿の木は伐採する▽果樹園に電気さくを設置する▽生ゴミを屋外に置かない-などを呼びかけ。冬眠に入る12月中旬ごろまで注意が必要という。

 県の担当者らは「数字は未確定だが、10月の目撃数は前年同期より減るものの、9月よりは増える見込み。ハイキングなどで山に入るときには、音でクマを近づけさせないように、ラジオや鈴を携帯するなどしてほしい」と話している。

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